第83回 音声言語情報処理研究会 (SIG-SLP)

(第6回 音声言語情報処理技術デベロッパーズフォーラム)

日時: 平成22年10月29日(金)
会場: 早稲田大学 理工学部/西早稲田キャンパス 55号館N棟1F大会議室
    (〒169-8555 東京都新宿区大久保3-4-1) 地理案内
連続開催:言語・音声理解と対話処理研究会(SLUD)

10月のSLP研究会は、過去数年にわたりご好評を頂きました「音声言語情報処 理技術デベロッパーズフォーラム」として開催し、音声認識、音声合成及び音 声対話などの音声HMI(Human Machine Interface)技術の実用化・普及に焦点を 置いた議論を行いたいと思います。
音声HMI技術の普及を日本で実感する機会はまだ多くありませんが、海外の特 に自動車環境では、安全やMind Distraction、Telematicsの観点からハンズフ リー音声HMIは既に実用化・普及の段階に達し、直感的で使い易い対話型音声 HMIとしての完成度や品質が要求されるようになりました。日本においても、 自動車環境だけではなく、モバイル環境、住宅環境などでのユニバーサルイン タフェースとして、音声HMI技術の普及が期待されます。今後の音声HMI技術の 実用化・普及に向けて、課題と解決方法、ロードマップなどについて率直かつ 活発に議論できればと考えています。

プログラム:
***当日予稿集*** (IDとパスワードは登録会員には4月9日頃に送付済; 当日会場でも配布)
***電子図書館*** (Bookparkのアカウントが必要)
***電子図書館*** (情報学広場のアカウントが必要)


●一般講演 [10:00-11:40] (座長:滝口哲也)

(1) Hidden Conditional Neural Fieldsを用いた音声認識の検討
	○藤井 康寿, 山本 一公, 中川 聖一 (豊橋技科大)

(2) デジタル発声とアナログ聴覚が生むエントロピー利得とオートマトン−デジタル言語学(2)
	得丸 公明 (システム・エンジニア)

(3) 距離付きn-gramインデックスによる認識誤りと未知語に頑健な高速検索法
	○岩見 圭祐, 藤井 康寿, 山本 一公, 中川 聖一 (豊橋技科大)

(4) 日本語自由発話電話音声からの固有表現抽出
	○伊東 伸泰, 倉田 岳人, 西村 雅史 (日本IBM)


●デベロッパーズフォーラム [13:00-14:45] (座長:河原達也)

(5) (招待講演)分散型音声認識、音声翻訳サービスの現状と展望
	西田 明弘 (ATR-Trek)

(6) 音声HMI技術・製品の品質の計測、評価、保証
	庄境 誠 (旭化成)

(7) 雑音抑圧された音声の主観・客観品質評価法
	○山田 武志, 牧野 昭二, 北脇 信彦 (筑波大学)

●デベロッパーズフォーラム [15:00-16:45] (座長:庄境誠)

(8) 音声合成の利用シーンと要求される品質との関係
	三井 康行 (NEC情報・メディアプロセッシング研究所)

(9) 室内音響指標に基づく残響下音声認識性能の計測、評価、保証
	西浦 敬信 (立命館大学)

(10) それで結局認識率はどれくらいなんですか? -音声認識性能の虚実-
	○平沢 純一, 村上 久幸, 田中 幸, 木伏 祐治 (ニュアンス・コミュニケーションズ・ジャパン)

フリーディスカッション [16:45-17:00]

参加者:83名 (46+15+0+22)