10月のSLP研究会は、過去数年にわたりご好評を頂きました「音声言語情報処
理技術デベロッパーズフォーラム」として開催し、音声認識、音声合成及び音
声対話などの音声HMI(Human Machine Interface)技術の実用化・普及に焦点を
置いた議論を行いたいと思います。
音声HMI技術の普及を日本で実感する機会はまだ多くありませんが、海外の特
に自動車環境では、安全やMind Distraction、Telematicsの観点からハンズフ
リー音声HMIは既に実用化・普及の段階に達し、直感的で使い易い対話型音声
HMIとしての完成度や品質が要求されるようになりました。日本においても、
自動車環境だけではなく、モバイル環境、住宅環境などでのユニバーサルイン
タフェースとして、音声HMI技術の普及が期待されます。今後の音声HMI技術の
実用化・普及に向けて、課題と解決方法、ロードマップなどについて率直かつ
活発に議論できればと考えています。
プログラム:
***当日予稿集*** (IDとパスワードは登録会員には4月9日頃に送付済; 当日会場でも配布)
***電子図書館*** (Bookparkのアカウントが必要)
***電子図書館*** (情報学広場のアカウントが必要)
●一般講演 [10:00-11:40] (座長:滝口哲也) (1) Hidden Conditional Neural Fieldsを用いた音声認識の検討 ○藤井 康寿, 山本 一公, 中川 聖一 (豊橋技科大) (2) デジタル発声とアナログ聴覚が生むエントロピー利得とオートマトン−デジタル言語学(2) 得丸 公明 (システム・エンジニア) (3) 距離付きn-gramインデックスによる認識誤りと未知語に頑健な高速検索法 ○岩見 圭祐, 藤井 康寿, 山本 一公, 中川 聖一 (豊橋技科大) (4) 日本語自由発話電話音声からの固有表現抽出 ○伊東 伸泰, 倉田 岳人, 西村 雅史 (日本IBM) ●デベロッパーズフォーラム [13:00-14:45] (座長:河原達也) (5) (招待講演)分散型音声認識、音声翻訳サービスの現状と展望 西田 明弘 (ATR-Trek) (6) 音声HMI技術・製品の品質の計測、評価、保証 庄境 誠 (旭化成) (7) 雑音抑圧された音声の主観・客観品質評価法 ○山田 武志, 牧野 昭二, 北脇 信彦 (筑波大学) ●デベロッパーズフォーラム [15:00-16:45] (座長:庄境誠) (8) 音声合成の利用シーンと要求される品質との関係 三井 康行 (NEC情報・メディアプロセッシング研究所) (9) 室内音響指標に基づく残響下音声認識性能の計測、評価、保証 西浦 敬信 (立命館大学) (10) それで結局認識率はどれくらいなんですか? -音声認識性能の虚実- ○平沢 純一, 村上 久幸, 田中 幸, 木伏 祐治 (ニュアンス・コミュニケーションズ・ジャパン) フリーディスカッション [16:45-17:00]参加者:83名 (46+15+0+22)